点火プラグ交換  メンテ作業実戦に戻る

注意点:
  • 点火プラグは決められた品番(型式)があり、必ずそのエンジンに合った物を使用すること。
  • プラグレンチはエンジンについている物でも良いができれば、メンテ専用の物をひとつ購入して、最初から付いている物はコンパクトに出来ているのでボートに積み込む方が良いと思われます。なおプラグレンチは大きさが2種類あるので、自分に合った物を購入すること。(購入価格700円前後)
  • プラグゲージも数百円で売られているのでこの際購入しましょう。
  • 潤滑剤のCRC−666はマリン用で普段はCRC−556だが、塩水による腐食は666の方が専門なので、少し高いが購入しましょう。(購入価格700円前後)
新品プラグ:
  • 新品のプラグである。左端のU字に曲がった部分の状態が針状の物もあり、値段が高い(1本1000円)が着火性能は良い。通常の物は1個500円前後。
  • 新品は箱に入った状態では先端に筒状の保護材が入っているので、箱から出すときに落として、プラグの隙間を変えないようにして下さい。
  • 自分のプラグの先端の着火部分の幅(約1mm前後)を測っていることも大事です。
ヘッドオープン状態:
  • 右写真はヘッドカバーをオープンした状態です。5馬力未満のエンジン以外は通常2気筒で、プラグとコードは2個づつあります。そしてそれぞれのプラグコードがどちらにはまっているか覚えておきます。反対にはめると、エンジンはかかりません。通常はそれぞれのコードの長さが違うので、間違うと言うことはありませんが、念のため確認して下さい。
  • コードはプラグがはまっている先端を持って抜くようにして下さい。
プラグの抜き取り:
  • それぞれのプラグをレンチを使って抜きます。時計のまわる方向と反対の方に回します。
  • もし固いようでしたら無理をせずにCRC等の潤滑剤をネジの部分にスプレーして少し置いてチャレンジしてみて下さい。
プラグの清掃:
  • 抜き取ったプラグの状態を目視で点検します。右写真のはネジ部分と白い碍子部分がかなり錆びていますので交換しますが、ネジの部分と先端のU字に曲がった部分を見ます。
  • 黄金色に焼けていたらOKですが、普通は黒くカーボンが付着していると思います。この部分をワイヤーブラシでこすり綺麗にします。
  • ウエス(ボロ雑巾)できれいにふき取り、U字部分と、電極(中央の少し尖った突起物)部分の隙間をゲージにて測り、指定幅に調整します。
プラグの挿入:
  • 掃除と調整が終わったプラグ(新品と交換の場合は新品プラグ/幅の調整は確認して)を元の場所へねじ込みます。最初は必ず指ではめてまわし、固くなるまで指で入れて下さい。かなりの回転数はそのまま指ではまると思います。
  • もし最初の半回転ぐらいで固くなれば再度抜いて入れ直して下さい。きっちりネジ山にはまっていないと入りません。
  • この固い時にレンチで無理矢理少しでもまわして入れますと、ネジ山がこわれ、修復に多額の修理費が必要となってきます。
レンチでの増し締め:
  • 最後まで指ではめれば(本当は2回転以上軽く入ればOK)あとは、レンチで増し締めします。
  • 増し締めは目一杯する必要はなく、ある程度固くなれば残り1/4回転ぐらいでOKです。あまり固くすると、次に取れにくくなり、またユルユルですと、混合気の圧縮漏れが起こります。
  • 次にコードを元通りに奥までしっかりとはめこむだけで完成です。
最後に:
  • 長期間(一ヶ月以上?)にわたってエンジンを作動させないと、次にエンジンはかかりにくくなります。それはシリンダーとピストンリングの間の油膜が切れてしまうからです。そうすると、圧縮がおちて、点火しにくくなるのです。それを防ぐためには、プラグを抜いたあと、オイルを少々プラグ穴から入れ、プラグを挿入してコードをはめずに数回軽くスタータをまわしておくと良いでしょう。念を押しますがここではプラグコードをはめてはいけません。点火させていけません。次回エンジンをかけるときには、プラグを抜いて拭いてまた差し込んで下さい。


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