ドライブギヤオイル交換交換作業  メンテ作業実戦に戻る

エンジンオイル同様ギヤオイルも定期的な交換(250時間または半年)が必須となります。ドライブ艇では特殊な工具(排油ポンプ)が必要ですが、メカニックに頼まずご自身で交換すると1割以下の値段でできます。しかも簡単です。
用意する物
ギヤオイル(私のヤンマードライブはGL5相当品80W−90)は純正品は4リットル缶で4000円程度(社外品では20リットル缶で約8000円)なので社外品を使用すると1回分約900円程度(メカニックに交換を頼むと1万数千円程度)。排油ポンプ(右写真では灰色で約2800円)・排油ポンプ用ジョイント(ドライブのロアー栓にあう貫通ボルトネジ=約2300円でメーカー専用品)・ホース(水道用でOK)・排油処理ボックス・ウエス(ボロ布)
  • メーカーではおおよそ250時間または半年で交換となっています。ギヤオイルは4リットル缶で2回分弱なのと割高なので私は20リットル缶を購入しました。仲間に分ける時にも便利です。
  • 排油ポンプには吸い込み用のホース(見た目はクーラーの排水ホース)しか付いていません。私はきっちりはまりません(甘い)でしたので、水道用のホース(写真では緑色)をポンプの下部に取り付けオイル缶の中に突っ込んでいます。ポンプ上部の開口突起部とジョイントの径があいません。よって細い(写真では赤色)ホースと上記緑色の太いホースの中間の太さのホース(透明で見にくいが)を両方より挿入してビニールテープで巻きうまく繋げました(右下写真)。
上記プラスチック製のポンプは2年ほどで壊れたので新たに金属製の物をモノタロウで購入し先日使ってみました。これはペール缶や4L缶にそのまま立てられて口を固定出来ますので使用感が良いです。下記ジョイントをはめハンドルレバーを上下するだけです。おおよそ3000円でしたが長く使えそうです。   
左はヤンマードライブSZ−111−1Tの排油ポンプジョイントです。M10のP1.5なので水道やエアー関係で貫通してねじ切ってある物が見つかれば格安で手に入れることが可能です。
右は上記ホースを繋いでビニールテープ(青色)で巻いたものです。ちょうど上手い具合にキチキチのホースが見つかり潤滑剤を振って挿入しています。
オイル確認用覗き窓の交換
右写真見ての通り従来からあった古い物はほとんどオイルが見えていません。窓(中央部の丸)のみ新しく取り寄せ交換しました。2本のネジを外し(かなり固かったので#3の貫通ドライバーをレンチで挟み使用)、プレート板も外し、中にこびりついていたシール剤を丁寧に剥がします。新しい窓にシール剤を塗布し元通りに組み上げました。中央の赤い点の箇所に黄色いオイルがあるのがわかります。
ギヤオイル交換の手順
  1. ドライブを一番下まで下ろし(垂直位)、真っ直ぐに向ける。
  2. ドライブ下に排油ボックスを置く。
  3. ロアー(下部)オイル栓を大型マイナスドライバーで左に回して抜く。オイルが少しづつ出てくるが、アッパー(上部)オイル栓(左写真)を回すと勢いよく出て来ます。大きな上部の栓には検量棒が付いています。
  4. しばらく置いてオイルが抜けきるのを待つ。
  5. 排油ポンプの下部ホース(緑色)をオイル缶に突っ込む(吸い込み用)。ジョイントネジを下部栓にねじ込む(この時ゴムパッキンが付いているので忘れないように)。ジョイントの先端に排油ポンプ上部から繋がる赤いホースを繋ぐ。
  6. 排油ポンプのハンドルを上下に動かしてドライブ下部栓よりオイルを注入する(ホースが透明だと見えます)。少ししてからは常に上部のオイル確認用覗き窓を見ておきます。オイルが窓に来れば(上記写真)ストップする。
  7. 上部栓をねじ込んで締める(下部栓を入れ替える際に少しでも漏れを防ぐため)。赤いホースを外しジョイント(を指で押さえて漏れないように)を回して外す。その際オイルが漏れるので手で押さえながら下部栓を急いでねじ込む。この時少しのオイルは漏れます。
  8. 確認窓よりオイルが少なくなれば(漏れるので)、上部栓を外して上から漏れた不足分を継ぎ足す。そして上部栓に付いている検量棒(ねじ込んで)にて上下マークの範囲に収まっているか確認する。棒をウエスで拭き取りながら何回か確認する。
入力箱ギヤオイルの交換
ドライブ本体のギヤオイルだけでは無く、エンジンボックス内にある外部ドライブの入り口(入力箱)のオイルも交換します。オイルは本体のギヤオイルと同じ物で良く、本体と同時に交換しましょう。手順は簡単で、下部栓(黄色)の下に排油ボックス(又は狭いので小さな入れ物)を置き、レンチで下部栓を回し外します。オイルが出てくるので上部栓も回して全て抜きます。オイルを抜き取り後下部栓をしてオイル(0.3リットルぐらい?)を上から入れ、上部栓の検量棒にて同じように確認し、OKなら上部栓を締めて終了です。
注意点
もし排出したオイルが白濁しておればどこからか海水が侵入しています。おそらくペラにPEライン等まき付けて奥のシールを破いているのが原因と思われますので、原因(海水侵入)を取り除くことが必要です。それ以外としては定期的に栓の緩み等の確認が必要です。定期的に覗き窓から量と色を確認しましょう。

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