テッポー(鉄砲/テッポウ)仕掛けの自作

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テッポーというトローリング時の長い仕掛けです。市販もされていますが非常に高価ですので自作します。
テッポー釣りでは、メジロ・ハマチ・サバ・サワラやサゴシといった魚が狙えます。全長が長いため作るのも扱うのも大変ですが慣れると問題有りません。ここでは標準的な15本ハリ仕掛けの作り方について紹介したいと思います。

用意する物:サワラ針26号(@13×15本=195円)・幹糸ナイロン30号×約50m(約148円)・ハリスナイロン26号(約66円)・特大スナップ付きサルカン1個(5/0号)(76円)・特大親子サルカン2個(5/0号)(@77×2=154円)・中型スナップ付きサルカン1個(1号)(15円)・PE平テープ色違い(1円)・熱収縮チューブ4ミリ径×2cm(@3.3×15=約50円)・ビーズ玉×15個(100円)・発泡スチロール板(約30cm×60cm=約90cm×1.8m×2.5cm厚の物を9枚にカットする)(約95円)・かせくり器・マジック棒・ヘヤードライヤー(熱源)・安全ピンまたは縫いハリ数本輪ゴムで留めた物(テープほぐし用) 材料費合計=約900円

設計案:全長48m・ハリス長1m・スカート長10cm(ハリ柄部含む)・間3m・15本ハリ(私は20本ハリセットを使用しています)
1.下準備:26号ハリス×1.3mにカット×15本・PE平テープ(各種色)を10cmにカットをし縦に四つ折りしておく。2重×15個・熱収縮チューブ4ミリ径を2cmにカット×15個・幹糸15.8m×2本と18.8m×1本にカット

PE平テープ
2.ハリスの製作:完成ハリス長は約1mですが、結びしろ・チチワシロを含め1.3mにカットし、PE平テープを縦に四つ折りした物をハリの上に置きハリとテープを一緒に外掛け結びで巻いていきます。結びの際軸に沿わせる糸はテープの内側に入れておきます。その後糸に2cmの熱収縮テープとビーズ玉を通し、端は8の字結びのチチワで仕上げます。熱収縮テープをハリに巻き付けた糸の上にかぶせドライヤーの熱で収縮させ固定させ見栄え良くします。これを15セット製作します。
右写真は完成版、左写真は外掛け結びに熱収縮テープ(黒)にビーズ(銀)を通し、終端はチチワ結びとテープほぐし器(安全ピンを伸ばし輪ゴムで留めた物)

ハリス完成品
3.収納板の製作:非常に長い仕掛けなので何かに巻いていかなければなりません(船に収納する際はプラ箱に入れておきます。後説明分有り)。一般的な市販品では木で作った枠みたいな物に巻かれていますが高価なため発泡スチロールの切った物を使用します。一枚の発泡スチロールを9等分にして糸を巻いていきますが、両端にガムテープを1.5cmほど残し貼り16本の溝をカッターナイフで均等に切り込んでいきます。両面に幹糸と枝糸を巻く方向に矢印を書いておきます。その他仕掛けの仕様も記載しておきます。巻き方は以下の通りです。道糸(ビシマ糸側)側からグルグル巻き始めます。最初は左側面の下端に切れ込みを作り、先端の特大スナップ付きサルカン部の糸を挟みます。そのまま幹糸の矢印方向へグルグル巻いていきます。枝が来れば右隣の切れ込みに移動します。その際枝のハリス糸(チチワ部)は逆方向へ巻き、ハリを発泡スチロールに刺します。両端の部分にハリが来ると平面には刺せないので端の角に差し込みます。同じ事を15回繰り返し、最後は中型スナップサルカンが付いた糸を左と同じように右側面にも切れ込みを作り差し込んで終了です。仕掛けを海に流すときは右側のツバメ板からほどき流します。

発泡スチロール板
4:幹糸&スチロール板に巻き付け&エダスのチチワ通し:次は狭い場所(広い場所があれば苦労しませんが・・・)での作業ですので、一度に3つの仕事をこなしていきます。一つ目は15.8m(20cmほど最後余るが多めにしておく)に切った幹糸の端に特大スナップ付きサルカンをダブルユニノットで巻き付けます。そこから3mの箇所にチチワを作ります(チチワ方式はハリスを直接付けるよりも堅く太く枝が出るため幹糸に絡みにくい&ハリスの交換が可能の長所がある)。チチワの大きさを一定にするためマジック棒を挟んで締め付けます。二つ目はそれをスチロール板に上記巻き方で巻いていきます。枝が来ればハリス(エダス)を付け逆方向に巻きハリを刺します。同じやり方でチチワを4個作り最後は特大親子サルカンをダブルユニノットで締め付けます。親子サルカンにもハリスを付け巻いていきます。これを1回繰り返し(合計2回)3回目の最後は18.8m(最初の2回の15.8mより3m長い)の幹糸に同じ処理を繰り返し最後に中型スナップ付きサルカン(ここにはツバメ板を留める)を付けて終了です。少し難しいかも知れませんが以下の苦労があるためです。”かせくり器”からいきなりチチワを作ると何回目かわからなくなります。最初にハリス5つ分の長さにカットしておくことで終端がわかります。最後の3m長いのは15個目のエダスから3mの後にツバメ板を付けるためで、全長の長さの計算は間3m×15本ハリ+3m=48mとなります。

かせくり器
ナイロン糸は500mまたは1000m単位の物を購入

サルカンに幹糸をダブルユニノットで巻く

幹糸の途中のチチワ作りでマジックの棒を挿入


マジック棒を抜いて締め付けた所


エダスチチワとハリスチチワを通し結束
5:完成品:発泡スチロールは消耗品で何回か使用すると使い物にならなくなると思います。大きい物ですのでその場合は両端をカットしガムテープを貼って切れ込みを作り同じようにすれば、短くなりますがさらに使えると思います。実際の釣行ではこの発泡スチロール(木製枠でも同じだが)から仕掛け糸を出し、釣行終了後は巻いていくという事は海中に流したツバメ板の抵抗もあるので重労働です。私はそれを容易にするため船の中での保管は、発泡スチロールに巻かず大きなプラ箱を利用します。底には鳥除け(100均で購入)のケンザンを敷き、上部の縁にはハリを順番に刺すスポンジを固定します。その中に船縁と同じように糸を収納し、最後は糸が移動しないよう(動かない)に薄い板をかぶせ(写真ではまだ板をかぶせていませんが)ます。

釣行時収納箱

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